ラズパイ3B壊れる
いわゆる「ハズレ」を引いていたのかもしれないけど、一年くらい前に入手しほぼ半年前から連続稼働状況にしていたRaspberry Pi 3 Bには、電源面で色々泣かされました。12V/3A電源からDC/DC通して5V(もちろん3A以上ドライブできる)を供給しているのだけども、どうにもラズパイはHDMIまわりの電源設計が良くないのではないかと思われ…
うちにはTV以外にはHDMI入力可能なモニタが存在しないので、電源付きのHDMI-VGAアダプタを通してVGAモニタに接続しているのだけども、それを接続したままで再起動すると数回に一度しかちゃんと立ち上がらない。つまり、なるべく確実に起動させるためには、リブートしたい事象であっても、止めて、HDMIケーブルを外して、電源再投入する必要がありました。
年末に、「あ”、何かスタックしてる…」と思って、その手順で起動かけたのだけども、事情でそのまま数日放っておくことになってしまっていました。
年末年始休暇に入って、「さて」、と様子を見ると起動していない。「む、ファイルシステム壊れた?」と思い他のイメージを試すがやはり起動しないので、完全に壊れたか? しかし今それを追求し出すと、年末でもあるのでしばらく端末が無いことになってしまいます(まぁ、結果的にはそうなるんですが)。
残りのボードは BBB、Pi Zero WH、NanoPi NEOなわけで、辛うじてBBB、Pi Zero WHはmicroHDMIもしくはminiHDMI-HDMIアダプタがあれば使えそうではあるけども、デスクトップパフォーマンスはガタ落ち確定になってしまいます。
ラズパイには3B+がリリースされていて、それにしようかとも思ったのだけども、上述のとおり電源に不安があります。そもそも、こういうボードを試しているのは、連続稼働できて仕事にも使えるボードを探している面もあるわけで、確かにGPU性能など必要な使い方をそこでするわけではないのだけども、ミソが付いてしまったと言ってよい状態のラズパイを再び試すの?という思いもあります。
候補になり得るのは、高くて手を出し辛い96boards系、他にもNanoPi系、OrangePi系などとありそうではありますが、Wi-Fi搭載となっているケースがかなりあり、かつ、中国にオーダーとなるケースが多いようです。国内販売があって、ことWi-Fi搭載のボードで国内使用に問題ないのはラズパイしかないと言っても良いくらいです(偉大なり…)。この中で、パフォーマンス的、価格的に、Pine64のrock64 が目に止まりました。なんといっても、メモリが2Gまたは4Gをチョイスできるってのええじゃない、サイズもPi3Bと同じようだし、秋月で手に入るって。
と言うわけで、アキバにgo。
Pi3Bをそもそもデスクトップで使っている人がどのくらいいるか判りませんが、調べ物のためchromiumでタブをたくさん開くなどすると、メモリ1Gだと結構苦しい局面があって、raspbianデフォルトのswap 100Mでは足らずに拡張しておく必要がありました。じゃぁswapに1G必要かというと、そこまでは必要ない、というのが実感レベルです。rock64では1G/2G/4Gのconfigを選択できるようですが、そういったメモリ事情を踏まえ、この時秋月店頭に並んでいた2G/4Gのうち、2Gを選びました。2GでほぼPi3B+と同価格。
動画再生でSoC結構発熱するとの情報がありましたので、放熱器も調達しておきました。
…、と、ここまでで年越ししてしまい、実際に火入れに至れたのは年明けです。
電源には、Pi3Bに使っていたものと同一のものを試します。OSはarmbian stretchを選択。
Pi3BはUSB microBが電源端子に使われていますが、rock64では馴染みの薄いサイズのプラグが必要で、秋月webにも対応方法が掲載されていたりしますが、なんのことはない40pinコネクタには電源入出力となっているピンがある(2,4pin=+5V)わけで、かつ、ラズパイがデファクト化しているので、のちにラズパイに入れ替えても良いよう、そこから供給してやります。
rock64のほうが、若干、仕様として記載の推奨電源容量が大きいのですが(Pi3B=2.5A vs. rock64=3A)、同じようにHDMI - VGAアダプタの電源を供給しつつもまったく問題なくこちらは立ち上がります。Pi3Bでは、GUI(display manager)が立ち上がったときに稲妻が出る、描画(display managerからdesktopへ切り替える、など)を始めるとクラッシュするのが典型的なシチュエーションでした。
そういうわけで、拍子抜けなほどあっさり立ち上がってしまいました。日本語関係、ldapなどネットワークデータベース関係のセットアップを行って、こうしてrock64でブログを作成しております。
なお、youtube動画を再生してみている過程でSoCに触ったところ、かなり熱いため放熱器を搭載しました。搭載が必要かどうか、はっきりしてなかったんですが、用意しておいて良かった~、です。
Pi3BではHDMIオーディオ使ってたんですが、何かのはずみに音が歪み出して元に戻らなくなります。どうも音圧依存なようで、Pulse Audio volume controlのような、レベルメータ付きボリュームコントロールでみていると、再生中にゲージ右側を指している、右に張り付く時間が長いようなソースでよく発生していました。こうなると、ほぼ再起動しかなかったんですが、rock64ではそのような歪みも起こらず、かなり快適です。メモリ使用量も結構フリーエリアが残っていて、2G品で問題なかったね、と言うところでしょうか。個人的にはなかなか良いお買い物だった、Wi-Fi後付けでよければお勧めかなと思いますが、あとはケースと寿命、か。
うちにはTV以外にはHDMI入力可能なモニタが存在しないので、電源付きのHDMI-VGAアダプタを通してVGAモニタに接続しているのだけども、それを接続したままで再起動すると数回に一度しかちゃんと立ち上がらない。つまり、なるべく確実に起動させるためには、リブートしたい事象であっても、止めて、HDMIケーブルを外して、電源再投入する必要がありました。
年末に、「あ”、何かスタックしてる…」と思って、その手順で起動かけたのだけども、事情でそのまま数日放っておくことになってしまっていました。
年末年始休暇に入って、「さて」、と様子を見ると起動していない。「む、ファイルシステム壊れた?」と思い他のイメージを試すがやはり起動しないので、完全に壊れたか? しかし今それを追求し出すと、年末でもあるのでしばらく端末が無いことになってしまいます(まぁ、結果的にはそうなるんですが)。
残りのボードは BBB、Pi Zero WH、NanoPi NEOなわけで、辛うじてBBB、Pi Zero WHはmicroHDMIもしくはminiHDMI-HDMIアダプタがあれば使えそうではあるけども、デスクトップパフォーマンスはガタ落ち確定になってしまいます。
次のボードは…
ラズパイには3B+がリリースされていて、それにしようかとも思ったのだけども、上述のとおり電源に不安があります。そもそも、こういうボードを試しているのは、連続稼働できて仕事にも使えるボードを探している面もあるわけで、確かにGPU性能など必要な使い方をそこでするわけではないのだけども、ミソが付いてしまったと言ってよい状態のラズパイを再び試すの?という思いもあります。
候補になり得るのは、高くて手を出し辛い96boards系、他にもNanoPi系、OrangePi系などとありそうではありますが、Wi-Fi搭載となっているケースがかなりあり、かつ、中国にオーダーとなるケースが多いようです。国内販売があって、ことWi-Fi搭載のボードで国内使用に問題ないのはラズパイしかないと言っても良いくらいです(偉大なり…)。この中で、パフォーマンス的、価格的に、Pine64のrock64 が目に止まりました。なんといっても、メモリが2Gまたは4Gをチョイスできるってのええじゃない、サイズもPi3Bと同じようだし、秋月で手に入るって。
と言うわけで、アキバにgo。
rock64
Pi3Bをそもそもデスクトップで使っている人がどのくらいいるか判りませんが、調べ物のためchromiumでタブをたくさん開くなどすると、メモリ1Gだと結構苦しい局面があって、raspbianデフォルトのswap 100Mでは足らずに拡張しておく必要がありました。じゃぁswapに1G必要かというと、そこまでは必要ない、というのが実感レベルです。rock64では1G/2G/4Gのconfigを選択できるようですが、そういったメモリ事情を踏まえ、この時秋月店頭に並んでいた2G/4Gのうち、2Gを選びました。2GでほぼPi3B+と同価格。
動画再生でSoC結構発熱するとの情報がありましたので、放熱器も調達しておきました。
…、と、ここまでで年越ししてしまい、実際に火入れに至れたのは年明けです。
電源には、Pi3Bに使っていたものと同一のものを試します。OSはarmbian stretchを選択。
Pi3BはUSB microBが電源端子に使われていますが、rock64では馴染みの薄いサイズのプラグが必要で、秋月webにも対応方法が掲載されていたりしますが、なんのことはない40pinコネクタには電源入出力となっているピンがある(2,4pin=+5V)わけで、かつ、ラズパイがデファクト化しているので、のちにラズパイに入れ替えても良いよう、そこから供給してやります。
rock64のほうが、若干、仕様として記載の推奨電源容量が大きいのですが(Pi3B=2.5A vs. rock64=3A)、同じようにHDMI - VGAアダプタの電源を供給しつつもまったく問題なくこちらは立ち上がります。Pi3Bでは、GUI(display manager)が立ち上がったときに稲妻が出る、描画(display managerからdesktopへ切り替える、など)を始めるとクラッシュするのが典型的なシチュエーションでした。
そういうわけで、拍子抜けなほどあっさり立ち上がってしまいました。日本語関係、ldapなどネットワークデータベース関係のセットアップを行って、こうしてrock64でブログを作成しております。
なお、youtube動画を再生してみている過程でSoCに触ったところ、かなり熱いため放熱器を搭載しました。搭載が必要かどうか、はっきりしてなかったんですが、用意しておいて良かった~、です。
かまぼこ?みたいに、板に釘で仮止め中。 |
Pi3BではHDMIオーディオ使ってたんですが、何かのはずみに音が歪み出して元に戻らなくなります。どうも音圧依存なようで、Pulse Audio volume controlのような、レベルメータ付きボリュームコントロールでみていると、再生中にゲージ右側を指している、右に張り付く時間が長いようなソースでよく発生していました。こうなると、ほぼ再起動しかなかったんですが、rock64ではそのような歪みも起こらず、かなり快適です。メモリ使用量も結構フリーエリアが残っていて、2G品で問題なかったね、と言うところでしょうか。個人的にはなかなか良いお買い物だった、Wi-Fi後付けでよければお勧めかなと思いますが、あとはケースと寿命、か。
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