今に始まったことじゃないが、なかなか最後まで進められてないことが多いなぁ。これもその一つになるかもしれんけど、Jetson nano dev kitのnVIDIAサイドでのサポートが終了してしまってkernel4から先に進まない。それだと困るところがあって、もっと新しいカーネルで動いてほしい。
Amrbianでcommunityサポートになっているのを見つけ、試してみることにした(Jetson nanoモジュールを搭載している組み込み装置はまだ増えているので、Jetson nanoモジュール自体がEOLを迎えたわけではない、はずだけど、なんだかnanoモジュール自体がEOLになったかのごとく、書いてる人いるよね… もちろん、nVIDIA自身がカーネルサポートを広げてくれるわけではないことにはなるだろうけど)。
いま、armbianサイトに見えているのは随分と新しいkernel6.6で、しかもちゃんと起動してくれない。これでは仕方ないので、最低限kernel5であって欲しいので、22.11.1イメージをインストール。Armbianお使いの方はよくご存知のとおり、USB HDDにrootを置くスクリプトがあるので、それを使うことにする。
22.11.1はすんなり起動してはくれる。でarmbian-configからHDDにroot転送。作業は順当に進み、再起動すると、あれ、microSDのままじゃん。
HDD内容を調べてみるとちゃんと転送されているのだけども、rootがmicroSDを指したままになっている。/etc/default/grubに、rootとしてHDDに転送されるものを指すよう追加してupdate-grub。
起動すると、今度はmaintenance modeに落ちている。カーネル自体は立ち上がっているので、rootを確認するとちゃんとHDDを向いていた。
なんでmaintenance modeに落ちるのか?と思ったら、microSDのEFIパーティションをext4でマウントするfstabになっていて、それで文句言っていることがわかったので、vfatに直して再起動し、ようやく普通に立ち上がるようになった。
これでupgrade、dist-upgradeして、taskselしてXfce足して… 23.8.1 bookwormに。カーネルは5.19だけど。
再起動してみたら、lightdmが1024x768モードでしか立ち上がってくれん。モニタは一応fullHDなのだけども、しかし1024x768だけしか返答していないようだ。 他のarmbianベースのシステムでも、ましてやx64 bookwormでも、問題なく表示できているので、Jetson nanoでは、何らかの設定を施さないと動かせないということになる。
Jetpackではちゃんと出せていたので、そうかぁ、これはcommunityサポートの洗礼だな…
一番最近、ではないbookwormイメージを試すことを含め、また時間があるときに考えよう。